今年のキーンランド・ノベンバーセールで82万5000ドルでした。
実は日本の生産界の重鎮と一騎打ちの末、競り落とした馬なんです。相手が誰か分かって一瞬、怯みそうになりましたが、どうしても欲しい馬でしたからね。その気持ちを示すため、向こうが80万ドルをビットした後、すかさず82万5000ドルをビットして落札することができました。完全に予算通りでしたし、会心のセリでしたね。
現役時代は13戦2勝です。
そこだけを見ると凡庸な馬に映るかもしれません。でも、実際はGⅠのラブレアSなど重賞で2着が5回もあった実力馬です。馬体も素晴らしくて、とても重賞未勝利馬には見えません。2歳から4歳までトップレベルで息長く活躍できたのも強調できる点で、この馬の精神面の強さを示していると思います。