洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

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レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

クライウィズジョイ

Data

  • 1997年2月9日 生まれ
  • トニービン

    クライングフォーモア

    母父Always Run Lucky

現役時代は未勝利でしたが、母として重賞4勝のサトノノブレス、平地5勝&障害2勝のクライムメジャーなど、多くの活躍馬を輩出しました。

産駒の成績が示す通り、とにかく仔出しが良かったです。子煩悩で子育ても上手。ほっておいてもちゃんと育ててくれるので、手がかかった記憶がありません。繁殖を引退後、伊達でリードホースになりましたが、そこでも競走馬上がりのお姉ちゃんたちの精神的支柱だったようです。

産駒に共通する傾向はありましたか?

テンションの上がりやすい仔が多かったかな、という気はしますね。クライムメジャーはダイワメジャーらしく、びっくりした時のリアクションが大きい馬で…。私も馴致に携わりましたが、物見して反転して吹っ飛ばされて、落馬しました。サトノノブレスは1歳時のセレクトセールで里見オーナーにご購買いただきましたが、当時はヒョロッとしていて、やや緩めではあったものの、素晴らしい見栄えをしていました。高い評価をいただき、それに応える走りを見せてくれて、オーナーにも馬にも感謝しています。

写真は@HarpStar_LVF様に提供いただきました。

産駒は全て引退しましたが、孫の世代が活躍しています。特にメジロスプレンダーの産駒はよく走っていますね。

メジロスプレンダーは母に似て、めちゃくちゃ仔出しがいいですね。ダノンスプレンダーはオープンを2勝。現役ではTNレーシングさんにご購買いただいたキズナ産駒の姉妹2頭が頑張っています。3歳のキットハナガサクは早くも2勝。2歳のブラックルビーは7月の福島で新馬を快勝したので、クラシックに乗れるんじゃないかと期待しています。

当歳はクリソベリルの牝馬ですね。

砂向きの産駒が多いので、完全にダートに振ってみよう!ということで、クリソベリルをつけたんです。牝馬にしては大きく、節々が太くて、いい馬ですよ。実はこの仔を最後に、メジロスプレンダーは他の牧場に移ることが決まっています。これまで多くの牝馬を生んでくれたものの、レイクに帰ってきた馬はいません。それだけにこの仔が活躍し、洞爺で後継の繁殖牝馬になってくれることを願っています。

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