23年のタタソールズ・ディセンバーセールで62万5000ギニーでした。
ガイヤースの姪ということで注目を集めると思いますが、レイクが繁殖を買う際の方針として「どんなに血統が素晴らしくても、まずは馬体がいいこと」というのがあります。その点、マウイワウイは馬体も百点満点でした。現役時代の成績は7戦2勝と少々地味ですが、この血統、この馬体、加えて成績まで抜群となると手の出せない価格になりますからね。
62万5000ギニー、日本円で優に1億円を超える価格となりました。
50万ギニーで落ちれば…と考えていましたから、予算オーバーです。ただ、他の候補が高くなりそうで〝この馬が勝負!〟とも思っていたんです。60万ギニーで一旦は諦めかけたのですが、セリに同行していたスタッフの的野裕紀子の「いきましょう!」という声に後押しされてビットしたら、競り落とすことができました。彼女がいなかったら買えていなかったと思いますよ。