broodmare
レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。
Data
父メジロライアン
母メジロビューティー
母父パーソロン
年齢を感じさせないぐらい元気です。この年になると、普通はカイバを食べても太ることが大変になるんですけど、内臓が丈夫なんでしょうね、食べたものがちゃんと実になっています。それに加えて、お父さんのライアンもそうだったんですけど、爪が素晴らしいですね。大きくて質もいいんですよ。
他の繁殖牝馬と一緒に放牧に出ています。ライアンは種牡馬だったので、最後まで群れで過ごすことはなく、人と馬との付き合いでした。でも、ドーベルは自分の居場所は群れだと思っています。ですから私たちは最低限の健康管理をしっかりすることに留め、ドーベルがいたいのであれば、いつまでも群れで、馬として自由に過ごしてもらえれば…と願っています。
リードホースとしても現役バリバリです。印象的だったのは孫のローマンレイクとのワンシーンですね。2年前の6月、ドーベルの娘のメジロオードリーが急死してしまい、当歳の女の子（後のローマンレイク）だけで群れで過ごさざるを得なくなったんです。こういう場合、他のお母さんにいじめられることもあるので心配したのですが、ドーベルが真っ先に寄ってきてくれて、母親代わりをしてくれました。その時は感動しましたし、ドーベルに凄く感謝しましたね。
牡馬と牝馬でタイプが違いました。牝馬はコンパクトで硬めの馬が多かったですね。そんな中、メジロシャレードだけはいい意味で違いました。マンハッタンカフェ産駒らしい柔らかさがあって、凄くいい馬でした。それだけにアクシデントで、僅か2戦で引退となったことが悔やまれます。一方、牡馬はホウオウドリームやピンシェルなど、ドーベルに似た馬が多かったです。ホウオウドリームはレイクでリードホースをしていますが、本当にソックリですよ。
血統が血統なので、レーヌドブリエには期待していました。ただ、小ぶりで繋が硬く、爪が立った時期もあったので、不安もあったんです。それだけに4勝して、繁殖として帰ってきてくれて、ホッとする気持ちが強かったです。ドーベルの血を引く馬から重賞勝ち馬は出ていますが、GI勝ち馬は出ていません。牝系が広がっていて、よその牧場さんで繋養されている孫や曾孫もたくさんいるので、その仔たちにも頑張ってほしいです。もちろん、レーヌドブリエの仔で大きいところを勝てたら、こんなに嬉しいことはないですね。
retired broodmare
