ステイゴールド産駒で、母はオープンで活躍したメジロサンドラ。現役時代は芝中距離で2勝しました。
背が低いわけではないんですが、ステイゴールド産駒らしく線の細い馬でしたね。いつもカッカしていて、新馬戦のパドックでも立ち上がるし、吹っ飛ぶし、大変そうでした。実は(祖母の)カンパナの血統の牝馬には、気性がきつい馬が多いんです。それだけに他人事のようですが、〝よくこの血統にステイゴールドをつけたな〟という感じはありました。2勝して、姉のマリアンに続いて牧場に帰ってきてくれて嬉しかったです。
繁殖になっても気性は変わりませんでしたか?
最初の頃は、人がおっぱいを触るとか、お腹を触るとか、繁殖として受け入れなければならないことを凄く嫌がって、蹴ってくることもありました。徐々に慣れてくれましたが、最後まで「やめて!」という顔をしていましたね。