洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

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レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

メジロトンキニーズ

Data

  • 2002年4月2日 生まれ
  • ダンスインザダーク

    メジロクロヒメ

    母父モガミ

現役時代は中長距離で活躍し、ダイヤモンドSでは2着に健闘しました。

長めの距離で走った牝馬が、繁殖として成功するのは珍しいかもしれませんね。産駒はJRAで8頭が走り、トリオンフとクールキャットの重賞勝ち馬2頭を含め、7頭が勝ち上がりました。最後の仔となる2歳のキトンインザスカイも新馬勝ち。実はこの8頭、全て種牡馬が違うんですが、それでもコンスタントに走る馬を出したという点で、本当に優秀なお母さんだと思います。

トリオンフ以外は全て牝馬でした。

この一族は〝女子強し〟なんです。トンキニーズのきょうだいも牝馬しか走っていません。トリオンフは集中力が足りないという理由で3歳春に去勢したのですが、それが良かったのかもしれないですね(笑)

後継牝馬としてクールキャットが帰ってきました。

実はクールキャットの1つ下にロードカナロアの牝馬がいたんですが、胃せんこうという病気で死んでしまったんです。それもあってクールキャットは何としても牧場に戻したいと思い、シルクさんの募集馬に加えていただきました。1歳夏の募集馬見学ツアーの時点で500kg以上あり、「デカ過ぎませんか?」と聞かれることも多かったのですが、結果的に重賞を勝って会員さんに喜んでいただき、牧場に帰ってくることもできて、本当に嬉しいです。

現在はどうしていますか。

伊達で上がり馬のリードホースを務めています。実は性格が悪くて、1歳の頃なんて馬房の扉を開けると噛みに来るわ、人を蹴るわ、スタッフ全員が「危険な馬!」という認識を持っていました。ただ、きついのは人に対してだけで、馬との付き合いはいいんです。ですからリードホースとしては優秀。今年で22歳になりましたが元気ですし、まだまだ頑張ってくれると思います。

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