洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

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レイクヴィラファームは、メジロの血統を受け継ぎながらも、
近年は次世代を担う優れた馬を渡米して買い付け、30頭以上の繁殖牝馬を有しています。
そんな繁殖牝馬のことをスタッフに聞いてみました。

パシフィックベル

Data

  • 1999年3月31日 生まれ
  • アフリート

    ザスキート

    母父Nureyev

写真右側の馬はパシフィックベルの仔
メジロシーゴー

現役時代は上山の高崎で2勝。ケンタッキーダービー馬のサンダーガルチやダート重賞4勝のバトルラインのイトコ、そして中京記念を連覇したフラガラッハの叔母になります。

可愛い馬でしたけど、18年にドリームジャーニーの牡馬を生んだ後、死んでしまいました。自身もそうだったんですが、脚向きの難しい馬が多かったですね。そんな中、3勝を挙げたメジロシーゴーとメジロチャンプはうまく成長してくれた印象があります。

初仔のメジロシーゴーは繁殖を引退後、洞爺でリードホースをしています。

獣医さんの処置は必要ですが、乳母もできるんですよ。これまでも何頭か育てていて、デビュー2連勝したフジマサリアルもそうですね。この時は母のメジロヒラリーが蹄葉炎で子育てできる状態ではなかったので、シーゴーに頑張ってもらいました。パシフィックベルの一族は性格が良く、他の馬に対して主張がないので、乳母の適性があるのかもしれません。

写真はパシフィックベルの仔 メジロチャンプ

パシフィックベルの血を引く繁殖はレイクに残っていませんが、孫のルークススペイが前代表の岩崎伸道氏の名義で走っています。

実はルークススペイの母のメリーウェザーは、あと一歩のところで勝ち上がれなかったんです。競走成績がネックとなって繁殖のラインナップに加えることができず、泣く泣くセールに上場することになり、シンボリ牧場さんに買っていただきました。馬体が素晴らしく、きっと良い仔を生むと思っていたので、本当に残念でした。それだけにメリーウェザーの仔が活躍しているのは嬉しい反面、悔しい気持ちもあります。

ルークススペイは昨年のサマーセールで2500万円(税抜)でした。

高額にはなりましたが、そういった経緯があるので、前代表の「どうしても欲しかった」という気持ちはよく分かります(笑)。我々スタッフとしては、シーゴーやチャンプと同じ伊藤圭三厩舎というのも凄く嬉しいですし、生産馬と同じように応援しています。

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