田畑 利彦様、5,400万円にてご購買いただきました。
誠にありがとうございました。
密かに話題沸騰中の種牡馬といえばシスキンでしょう。2歳夏のフェニックスS、3歳春の愛2000ギニーとG1を2勝した快足馬。繋養1年目の21年はケガで種付けを休止したため、初年度産駒は僅か7頭しか血統登録されていませんが、既に3頭デビューして2頭が勝利。とりわけ父に初勝利をプレゼントしたキトンインザスカイは本場生産馬とあって、スタッフ一同が「レイク生産のシスキンは走る!」という手応えを得ています。
一方、母のベルカプリも現役時代に3勝を挙げた活躍馬でした。デイリー杯2歳Sではジューヌエコールから0秒2差の5着に健闘し、桜花賞(17着)にも出走。繁殖牝馬としては不可欠なスピードを、トップレベルの戦いで示したことは高く評価できます。
付け加えるなら「母の父ダイワメジャー」は近年のトレンドです。JRA及び交流重賞の勝ち馬はショウナンナデシコ、グランブリッジ、ナミュール、キミワクイーン、モリアーナの5頭ですが、驚くべきことに全て牝馬。これは本馬にとって大きなプラス材料です。また、4代父のアンブライドルドと母の父ダイワメジャーの相性の良さは、カレンブラックヒル(父ダイワメジャー、母の父の父アンブライドルド)で証明済み。〝設計図〟に狂いはなく、実馬の出来にも太鼓判を押せます。
この両親の産駒ですから、当然ながら早期デビューが期待できます。未来予想図は柔らかさと力強さがハイレベルで共存しているトップマイラー。自慢のスピードで他馬を圧倒し、桜舞う仁川へ突き進んでくれるに違いありません。