母にはこれまで、あえて非サンデーサイレンス系の種牡馬を配合してきましたが、本馬は初となるサンデー系サイアー・アドマイヤマーズの産駒となります。
注目は「サンデーサイレンスの3×3」のインブリード。
以前は敬遠されがちだった「SSの3×3」ですが、近年はショウナンナデシコやボルドグフーシュなど、活躍馬が続出。
世界に目を転じれば、エネイブルやリッチストライクなど「3×2」の名馬も珍しくない時代ですから、むしろ積極的に取り入れるのもアリだと考えています。
母の産駒はどちらかといえば重厚で、主戦場がダートになりがちでした。
しかし本馬は名マイラーだった父の影響が強く、これまでの兄弟になかった〝軽さ〟が大きな武器。
父、そして母の父メジロベイリーが制した2歳のマイルGIも十分にターゲットになるでしょう。