そして母のエトワールⅡも令和の洞爺を担うべき、期待の繁殖牝馬です。フランスに在籍していた3歳時に仏オークスの前哨戦のGⅢクレオパトル賞を制し、本番は僅差の4着。カナダに移籍後、E.P.テイラーSでGIタイトルを獲得しました。血統構成も素晴らしく、母の父のシユーニは今年の種付料がフランス最高額の20万ユーロという世界的トップサイアー。20年の凱旋門賞馬のソットサス、21年の欧州年度代表馬のセントマークスバシリカ、昨年の欧州3歳最強マイラーのパディントンなど、超大物を続々と送り出しています。日本でもシンエンペラーが昨年の京都2歳Sを制し、ダービーで3着に健闘。さらにヴィズサクセス、スーサンアッシャーなど、活躍馬が相次いでいるのは心強い限りです。
脚が軽く、優美なシルエットの持ち主ですから、高速馬場はぴったりでしょう。父の、そして母の代表産駒となってくれることを期待しています。