そして母の5番仔となるのが本馬です。父のアドマイヤマーズは19年の香港マイルなど、GIを3勝した名マイラー。多くの活躍馬を輩出したダイワメジャーの最有力後継種牡馬と目される存在です。現2歳が初年度産駒となりますが、配合されている繁殖牝馬のラインナップ、何より産駒の出来を見る限り、成功は間違いないでしょう。
アドマイヤマーズは母系にリナミックス、シングスピール、メディシアンと、欧州のトップサイアーが配されてきました。それだけに「異系」となる米国血統とのカップリングは相乗効果が見込めます。とりわけ米国のダート7FのGIを制しているハヴユーゴーンアウェイは、理想的なパートナーでしょう。
父系由来の仕上がりの早さで、目指すは2歳夏のデビュー。そこから阪神JF、桜花賞、NHKマイルCと、マイル路線を席巻してくれることを期待しています。