母の代表産駒である半兄マイネルサージュ(父ハービンジャー)は全6勝を芝で挙げたオープン馬でした。
ただ、血統構成はどちらかといえばダート向き。というのも「父ドレフォン×母の父サンデーサイレンス」の配合の馬は中央で8頭が走り、現3勝クラスのウナギノボリなど4頭が勝ち上がっていますが、全8勝のうち7勝がダートなのです。
カランセの2勝も中山のダート1800mですから、砂路線を歩むのが出世への近道でしょう。
確かに芝のクラシック路線は夢があります。
どうしてもダービー、オークスを目指したい、というオーナーも多いでしょう。
ただ、近年はダート競走の体系整備が進み、牝馬のダート重賞も充実してきましたから〝狙い目〟であることは間違いありません。
まずは姉に肩を並べ、いずれはその先へ─。大目標は〝ダート女王〟の称号です。