ここからは想像に過ぎませんが、兄2頭で成功している「サンデーサイレンスの4×3」のインブリードは、サートゥルナーリア産駒でも有効でしょう。
その点、本馬は母の父ディープインパクトを介してサンデーの血を取り入れているので百点満点。
現役オープンの半兄フィニステールの父キングカメハメハは、サートゥルナーリアの祖父ですから、そういった意味でも父母の相性は◎でしょう。
母は小ぶりながら、阪神JF(11着)や秋華賞(8着)に駒を進めるなど3勝。
2歳秋のデビューから5歳秋のラストランまで、長期休養を挟むことなく24戦を駆け抜けた〝頑張り屋さん〟でした。
本馬も母に似てサイズは小さめですが、付くべきところに筋肉が付いて、非力感は全くありません。
夢は大きく、父系祖母シーザリオと母系祖母エリモエクセルがともに制した樫の舞台といきましょう。