小谷野 宗靖様、5,000万円にてご購買いただきました。
誠にありがとうございました。
イントゥミスチーフ産駒が日本のセールに上場される。これだけでインパクト大のトピックではないでしょうか。
父は5年連続で北米リーディングサイアーに輝いている名種牡馬の中の名種牡馬。今年の種付料は北米でトップタイとなる25万ドル(約3700万円)でした。確かに〝日本で重賞勝ち馬が出ていない〟という指摘は間違いではありません。しかし、先日のNST賞を制したメタマックス、青竜S覇者のソニックスターなど、活躍馬は五指に余るほど。何より凄いのは勝馬率(※1)の80.0%。あのディープインパクトですら64.2%、キングカメハメハは48.9%ですから、北米No.1サイアーの底力を感じていただけるのではないでしょうか。
そして母系にもご注目ください。母は米国でG2・サンクレメンテS(芝1マイル)とG3・セニョリータS(芝1マイル)を制した活躍馬。昨年のキーンランド・ノベンバーセールにおいて、お値打ちの65万ドルで落札することができました。現役時代は典型的なマイラーでしたが、父バンクーバーと母の父チェロキーランがともにスプリンター。したがって潜在的なスピードは相当なものがあるはずです。
本馬は初仔ですが、十分なサイズに恵まれました。立ち姿で魅せるタイプではありませんが、これはイントゥミスチーフの特徴ですから、全く心配ありません。父にJRA初の重賞タイトルを届けることは最低限の目標。〝その上〟を目指せる器だと確信しています。
※1・勝馬率…出走した産駒のうち、1勝以上した馬の割合。