実は本馬には、母メジロジェニファーの体調が思わしくなかったため、自身の産駒が生後すぐに死んでしまったメジロツボネに育てられたという経緯があります。実の母はもちろん、乳母として頑張ってくれたツボネ、さらにはその仔の思いも背負って、ターフで思う存分、走り回ってくれることを願っています。
生産馬のご紹介
Breeding horses
メジロジェニファーの2023
長谷川 守正様、4,300万円にてご購買いただきました。
誠にありがとうございました。
〝絶妙なバランス〟という表現がしっくりきます。母系にはサドラーズウェルズ、ホワイトマズルとノーザンダンサー系の重厚な種牡馬が配されており、そのイメージ通り、母のメジロジェニファーは典型的な洋芝巧者でした。しかしながら、本馬は母系由来であるクラシックディスタンス向きのフォルムを維持しつつ、手脚の軽さがアップ。いかにも東京芝2400mで切れそうな雰囲気を醸し出しています。
その源は、あの令和最強馬を模倣した配合にあるのかもしれません。キタサンブラックと〝母の父の父〟ダンシングブレーヴは有名なニックス。代表例はGIを6連勝して種牡馬となったイクイノックスですが、22年のアルテミスSでリバティアイランドを下したラヴェルも忘れてはなりません。さらに「父キタサンブラック×母の父ホワイトマズル」の唯一の先例であるビジュノワールもフェアリーSで3着の活躍馬。この配合を決めた段階では、イクイノックスはまだ重賞1勝馬だったので、〝先見の明があった!〟と少しだけ自惚れています。
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