もしかすると、多くのオーナーが「レイデオロ産駒は…」と思われているかもしれません。確かに現3歳のファーストクロップがスロースタートだったため、評価が下降気味。ただ、1800m以上では世代3位の27勝(5月26日現在)を挙げている事実は、あまり知られていないようです。つまり、芝ダートを問わず、中距離では意外に!?頼れるのがレイデオロ産駒。今年のセレクトセールでは脇役に過ぎないかもしれませんが、だからこそ狙い目となるはず。是非とも活発なお声がけをいただければと思います。
生産馬のご紹介
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メジロマリアンの2023
池谷 誠一様、4,700万円にてご購買いただきました。
誠にありがとうございました。
この馬が生まれた瞬間のことは忘れることができません。居合わせたスタッフが「また牡馬ですね」と苦笑いを浮かべたからです。というのも、母メジロマリアンの産駒は初仔から本馬まで8頭連続で牡馬。そろそろ後継牝馬を生んでほしかったのに…という思いが、つい口をついて出てしまったのです。ただ、しばらくして仔馬が立ち上がり、母の初乳を飲む頃には、そんな思いは綺麗さっぱりなくなっていました。それは本馬が兄と比べても全く引けを取らない、いやむしろ上回る逸材だと確信できたからです。
母の産駒はこれまでに6頭がデビューし、驚くべきことに全馬がJRAで勝ち上がっています。カフジオクタゴン(父モーリス)は一昨年のレパードSを制し、当場に初のJRAダート重賞タイトルを届けてくれました。また、ノーザンクリス(父ノヴェリスト)は平地2勝、障害2勝の二刀流で6000万円を獲得。3番仔のアルメイダミノル(父ルーラーシップ)は3勝クラスで活躍中です。そして、6番仔で全兄のサンライズガッツ(父レイデオロ)は6月9日の札幌で待望の初勝利。マリアンは本当に誰もが認める「偉大な母」なのです。
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