そんな偉大な父に対し、母系も決して格負けしていません。母は現役時代にケンタッキーオークスの主要ステップレースとして知られるガゼルSを制覇。本番は残念ながら11着に終わりましたが、ミッドナイトビスー、モノモイガールという名牝2頭に続く3番人気に推されたという事実が、この馬の潜在能力の証明ではないでしょうか。初仔で半姉のバロン(父ロードカナロア)は2歳夏に早々と初勝利。また、いとこのウィキッドヘイローは米で重賞3勝の快足馬。一昨年のBCフィリー&メアスプリントでも3着に健闘しています。さらに母の父は名種牡馬タピット。ディープインパクト系×母の父タピットという配合はグランアレグリアと同じですから、スケール感は抜群です。
進むべき道は定まっています。桜から樫へ。クラシック路線を力強く駆け抜けてもらいましょう。