藤田 晋様 、7,200万円にてご購買いただきました。
誠にありがとうございました。
芦毛の馬体はグレードレースの覇者である母、そして名種牡馬の祖父の影響を強く感じさせます。
母マイミスリリーはレイクヴィラファームの次代を担う繁殖牝馬の1頭。19年11月の米ファシグティプトン・ノベンバーセールにおいて、激しい競り合いの末に105万ドルで手にすることができました。決して安い買い物ではありませんでしたが、父が名種牡馬タピットという血統、さらにはケンタッキーオークスの主要な前哨戦であるGⅡガゼルSを制しているという実績から、この値段以上の価値がある馬だと確信しています。
そして、もう一つ強調したいのは母の母の父ハーランズホリデーの存在です。後継種牡馬のイントゥミスチーフの大成功によって米国で存在感を増していますが、日本でも直仔のアルビアーノやエスメラルディーナが重賞を制覇。また、孫の代からはモズベッロ、アリーヴォ、マリアズハート等の活躍馬が登場しています。
今夏には後継種牡馬のシャンハイボビーの本邦初年度産駒がデビューしますから、その血の優秀さは益々広く認知されることでしょう。〝先物買い〟ではありませんが、競走馬としてはもちろん、次代に血をつなぐ繁殖牝馬としての価値も含めて、自信を持ってオススメできる1頭です。