そして最大の推し材料は、母がキズナと相性抜群の血を取り揃えていることです。
母の父の父・ゴーンウエストはマルターズディオサ、ステラリア、スマートリアン、母の母の父の父・マキャヴェリアンはソングラインと共通しています。
血統評論家に聞けば〝これほどキズナにふさわしい繁殖牝馬は滅多にいません〟とのこと。その言葉が正しいことは、本馬の出来栄えが証明しているでしょう。
キズナはJRAの重賞ウイナーを12頭輩出していますが、アカイイト、ソングラインのGI馬2頭を含め、過半数の7頭が牝馬。
また総じて大型馬が走っている傾向にあります。
その点、本馬は父の産駒らしいボリュームのある筋肉をしていますから、期待は高まるばかり。
桜舞う仁川から新緑の府中へと、王道を歩んでくれるに違いありません。