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想い豊かな繁殖牧場

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Staff Note

グローリーヴェイズ

母に似て小柄で〝大丈夫!?〟という感じでした。

当時の育成担当
レイクヴィラファーム
的野智志
グローリーヴェイズという名前の馬

写真提供: @shin_mashin via Instagram

芝短距離で4勝したメジロツボネの初仔でした。

レイクの5世代目になるのですが、この頃になると我々も経験を積み、馬作りの基礎ができてきていました。そんな中でグローリーヴェイズが誕生したわけですが、母に似て小柄で、気性も牡馬にしてはヤンチャな感じがなく、〝大丈夫!?〟という感じでした。

ツボネの子育てはどうでしたか?

こちらも初仔ということで、子育てがあまりよく分かっていなかったのか、急にどこかに走っていくので、グローリーが〝お母さぁーん!〟という感じで追いかけていました。夜間放牧の後なんて、疲れ果ててグッタリしていましたよ。

グローリーヴェイズという名前の馬

写真提供: @brooklyn_0113 Instagram

メジロツボネにディープインパクトを交配することになった経緯は?

ディープをつけるとなると、実績のある牝馬が選ばれるわけですが、当時のレイクは今ほど繁殖が揃っていませんでした。そこで現役時代に4勝していて、ラモーヌの牝系出身でもあるツボネが選ばれたんです。ディープは人気種牡馬なので、種付け当日になって他の種牡馬に変更せざるを得ないこともあるのですが、運もありましたね。スタッフ一同、ツボネはきっといい仔を出すだろうと期待していたんです。ただ、実際に生まれてきたグローリーを見て、これほどの活躍は予想できなかったんです。

グローリーヴェイズという名前の馬

写真提供: @silence_suzuka.0501 via Instagram

現役時代を振り返って。

デビュー前にPOG本で取り上げられているのを見て、失礼ながら〝えっ、そんなに良くなってるの!?〟と驚きましたし、改めて馬は分からないなと思わされました。個人的には19年の香港ヴァーズを現地で応援して、目の前で勝つのを見ることができたことが印象深いです。いい経験をさせてもらって、グローリーには感謝しかないですね。

グローリーヴェイズ

Data

  • 2015年03月02日 生まれ 牡
  • 第26回、第28回香港ヴァーズ(G1)・第66回日経新春杯(G2)・第55回京都大賞典(G2)
  • ディープインパクト

    メジロツボネ

    母父スウェプトオーヴァーボード

上場市場:JRHAセレクトセール

グローリーヴェイズの紹介ページ