Staff Note
スズカプレスト
扱いにくいところはなく、いい意味で地味なタイプでした。
当時の育成担当
レイクヴィラファームスタッフ
的野智志
レイクヴィラファームスタッフ
的野智志
写真提供: @Jump_Jumpfan via X(旧:Twitter)
生まれた当時はどんな馬でしたか?
どちらかといえば小柄でしたが、気性的に扱いにくいところはなかったですし、いい意味で地味なタイプでしたね。ただ、私はメジロ牧場では育成スタッフだったので、当時は繁殖スタッフとしてのキャリアが浅かったんです。それだけに視野が狭かったですし、今の自分ならもっといろいろサポートできたんじゃないか…という思いはあります。
お母さんのメジロプレストは未出走ですが、天皇賞・春を制したメジロブライトの全妹ですね。
母はそんなにサイズのある馬ではなかったんですが、その特徴が出ていましたね。のっぺりしたダイワメジャー産駒らしい顔をしていましたが、全体的に見るとメジャーっぽくはなかったです。最終的に障害で活躍できたのは、母系のスタミナが生きた面があるのかもしれません。
写真提供: @bruce223jr via Instagram
2歳6月のデビューから9歳まで現役を続けました。
そんなに早い時期に使えるイメージはなかったので驚きました。未勝利を勝ち上がることはできなかったけど、メジロ血統らしく、年を重ねるごとに力を付けて、8歳で重賞を勝ったくれたわけですから、そこは納得いくところではあります。何より長く使ってくれて、この馬に障害というステージを与えてくれたオーナー、厩舎関係者に感謝しています。