トリオンフが18年の小倉大賞典で重賞初制覇を果たした3日後、この世に生を受けたのが半妹となるクールキャットでした。兄の活躍によって期待が高まる中での誕生でしたが、生まれた瞬間に馬格の良さを確認できたので、もしかしたら兄以上の馬に育つのでは…と胸が高鳴ったことを覚えています。
生産馬のご紹介
Breeding horses
クールキャット
兄トリオンフに続いて重賞ウイナーの仲間入り
サンデーのスピードとメジロのスタミナが融合したクールキャット
Data
- 2018年2月21日 生まれ 牝
- 第56回 サンケイスポーツ賞フローラステークス(G2)
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父スクリーンヒーロー
母 メジロトンキニーズ
母父ダンスインザダーク
上場市場:シルクホースクラブ提供馬
母系を遡ると、メジロ牧場の基礎繁殖牝馬の1頭であるアサマユリに辿り着きます。この牝系からはメジロデュレンとメジロマックイーンの兄弟を筆頭に、ショウナンカンプやリージェントブラフなど、活躍馬が続出。そしてクールキャットの母メジロトンキニーズは06年ダイヤモンドSの2着馬です。父スクリーンヒーローとの配合は、一見するとスタミナ寄りに思われるかもしれませんが、そこはサンデーサイレンスの3×3のクロスでカバー。フローラSでマークした上がり3F33秒4の末脚が、スピードにも秀でた馬であることを示しています。
残念ながら2つ目のタイトルには手が届いていませんが、願わくはもう一花咲かせてほしいところ。そして何よりも来春には牧場に帰ってきて、その血を次代に繋いでほしいと思います。
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Graded Races Winners