メジロドーベルの仔で重賞、願わくはGIを勝ちたいという願いは叶いませんでしたが、近年は孫や曾孫の世代がターフを沸かせてくれています。牡馬の代表格がショウナンラグーンなら、牝馬はホウオウイクセルでしょう。2戦目で初勝利を挙げると、格上挑戦したフェアリーSで2着に健闘。そして続くフラワーCでは後にオークスを制するユーバーレーベン、レイクヴィラファーム生産で〝幼馴染〟のクールキャットなどを下し、ドーベルの血を引く牝馬として初の重賞勝ち馬となりました。
生産馬のご紹介
Breeding horses
ホウオウイクセル
メジロドーベル系の牝馬として重賞初制覇
その血を後世に伝える使命を負ったホウオウイクセル
Data
- 2018年4月16日 生まれ 牝
- 第35回フラワーカップ(G3)
-
父ルーラーシップ
母 メジロオードリー
母父スペシャルウィーク
上場市場：JRHAセレクトセール
実はこの勝利が、当場生産の牝馬としても初の重賞勝ち。また、ドーベル産駒のホウオウドリームを所有するなど、当場と縁が深い小笹芳央オーナーに初の重賞タイトルをプレゼントできたことも大きな喜びでした。その後は桜花賞が9着、秋華賞が16着とGIでは奮いませんでしたが、4歳秋の新潟牝馬Sで復活をアピールする2着。惜しくも勝利には手が届かなかったものの、さすがはドーベルの孫らしく、決して早熟ではないことを示してくれました。
現在、レイクヴィラファームではドーベルの血を引くメジロシャレード、メジロコウミョウ、レーヌドブリエなどが母として活躍中。いずれはホウオウイクセルもドーベル系のエースとして、偉大なお母さんになってくれることを期待しています。
他の重賞勝利馬
Graded Races Winners
