オールドファンならご存じかもしれませんが、メジロ牧場の馬は障害で無類の強さを誇りました。メジロ血統の最大の武器であるスタミナをいかんなく発揮。80年代から90年代にかけて、メジロアンタレスやメジロマスキットなどで中山大障害と中山グランドジャンプを計6勝しています。
それから20年以上が経ち、レイクヴィラファームに初の障害重賞タイトルを届けたのがスズカプレストでした。父がダイワメジャー、母の全兄が98年天皇賞・春など重賞7勝を挙げた〝名ステイヤー〟メジロブライトという血統馬。平地では未勝利に終わりましたが、ジャンパーとして素質が開花しました。4歳秋に待望の初勝利を挙げると、オープンでも堅実に走り、5歳秋に清秋ジャンプSを制覇。さらに8歳春の京都ハイジャンプで念願の重賞タイトルを獲得しました。