6月9日の京都5R・2歳新馬（芝1200m）において、生産馬のポートデラメール号（牝2歳、父ナダル、母ジュベルアリ）が勝利しました。

ダッシュはひと息で、道中は中団を追走。枠なりに外目で運びました。前半600mが37秒0という超スローペースとあって先行勢が止まりませんでしたが、外から鋭伸。押し切りを図るオンザブルースカイ号をゴール前で捕らえました。上がり3Fはメンバー中最速の33秒8。408kgの小柄な馬体から非凡な瞬発力を繰り出し、着差以上の完勝でした。

母は全弟にダービーやドバイシーマクラシックの覇者であるシャフリヤール、皐月賞や大阪杯を制したアルアインがいる良血馬です。怪我のために残念ながら未出走に終わりましたが、3番仔のアルナシームがオープンで活躍しているように、母として高いポテンシャルを証明済み。当然、本馬にも大きな期待がかかります。先週の新馬を楽勝したシスキン産駒のキトンインザスカイに続き、新種牡馬の父に勝利をプレゼントできたことも大きな喜びです。

（有）シルクレーシング様、斉藤崇史調教師、団野大成騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、Noriya Inaba様よりいただきました。