8月25日の札幌12R・2024ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（芝1800m）において、生産馬のエゾダイモン号（牡4歳、父ハーツクライ、母メジロツボネ）が勝利しました。

初騎乗のモレイラ騎手が〝どう乗るのか〟が注目された一戦でした。スタートは五分に出ましたが、行きたい馬を行かせて後方から。勝負所も内で脚をためて、4角で外に持ち出します。この時点で先頭との差は7～8馬身ありましたが、追われるとグイグイ加速。内の各馬をゴール前でまとめて捕らえ、特別初勝利を手にしました。

19年と21年の香港ヴァーズを制したグローリーヴェイズの半弟、そして86年に牝馬3冠を達成したメジロラモーヌの曾孫となる血統馬です。今春の中京で1勝クラスを卒業。その後、2勝クラスでは4着、11着と悔しいレースが続きましたが、夏の札幌の風物詩・ワールドオールスタージョッキーズで待望の3勝目となりました。ハーツクライ産駒らしく、そして兄と同じく古馬になって力をつけているだけに、秋以降の飛躍が楽しみでなりません。

藤田晋様、武幸四郎調教師、J.モレイラ騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@Ramiel_uma様よりいただきました。