8月31日の中京9R・香嵐渓特別（芝2000m）において、生産馬のクレオメデス号（牡4歳、父モーリス、母ブルーダイアモンド）が勝利しました。

1年5カ月ぶりの前走は5着に敗れたものの、一度使われて出来上昇で挑んだ一戦でした。大外10番枠から序盤は中団を追走し、向正面でジワッと好位に押し上げます。そのまま直線に向いて、残り200mで先頭へ。不良馬場を物ともせずに後続を突き放し、2馬身差の完勝を収めました。

曾祖母のバレークイーンを祖とする名牝系の出身です。一族にはフサイチコンコルドやヴィクトリー、アンライバルドなどGI馬がズラリ。そして半兄のアリストテレスは20年の菊花賞でコントレイルの2着に健闘し、21年にはAJCCを制しています。ならば、自ずと本馬への期待も高まります。骨折による長期休養があったため、4歳夏にしてキャリアは僅か4戦ですから、伸び代はたっぷり。2勝クラスはもちろん、3勝クラスも通過点として、スターダムに駆け上がってほしいと思います。

近藤英子様、武英智調教師、松山弘平騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@le_courage0610様よりいただきました。