9月29日の中山2R・2歳未勝利（芝1600m）において、生産馬のシホリーン号（牝2歳、父モーリス、母パンデリング）が勝利しました。

単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持された一戦。五分のスタートから難なく好位を確保します。少し行きたがる素振りを見せたものの、ルメール騎手がガッチリと手綱を抑えてポジションをキープ。迎えた直線、貯め込んだエネルギーを放つように一気に加速し、先行2頭をあっさりと捕らえました。着差は1馬身半でも、内容は全くの楽勝。まさに横綱相撲といえる走りでした。

母のパンデリングは骨疾患でデビューできませんでしたが、叔母のアーモンドアイはGIを9勝した名牝中の名牝です。そして半兄のコンティノアールは昨年のUAEダービーで3着の活躍馬。血統が素晴らしいことに加え、馬っぷりも抜群とあれば、当然ながら来春のクラシックがターゲットとなります。偉大過ぎる叔母の背中はまだまだ遠いところにありますが、新馬2着→2戦目の未勝利で勝ち上がりというのは奇遇にも同じ。ここから着実にステップアップして、少しでも近づけることを願います。

TNレーシング様、武井亮調教師、C.ルメール騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@sarcoma8ns様よりいただきました。