11月23日の京都4R・障害未勝利（2910m・直線ダート）において、生産馬のマケルナマサムネ号（牡6歳、父ディープブリランテ、母ナオミノユメ）が勝利しました。

道中は前から少し離れた5番手前後を追走。徐々に差を詰めて、向正面では前を射程圏に捕えます。そのまま手応え良く運び、直線に向くと先頭へ。直前の3Rをシュバルツマサムネ号で制した塩澤正樹オーナーの勢いも味方に、先頭でゴールに飛び込みました。

2歳9月にデビュー。様々な条件を試され、転厩や地方遠征も経験しましたが、未勝利は勝ち上がれず。それでも格上挑戦を続けて、4歳1月に12戦目で初勝利を手にした〝苦労馬〟です。その後、2勝目は目前と思える時期もありましたが、徐々に成績が低迷。それでも障害転向初戦の前走で1年9カ月ぶりの連対を確保すると、ここで実に2年10カ月ぶりの2勝目となりました。苦労の末に掴んだ勝利とあって、陣営の喜びもひとしおでしょう。これまで最長の休養でも3カ月というタフガイ。もうすぐ7歳を迎えますが衰えはなく、オープンでもコツコツと頑張ってくれるに違いありません。

塩澤正樹様、畑端省吾調教師、難波剛健騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、Noriya Inaba様よりいただきました。