12月3日に英国で行われたタタソールズ社の「ディセンバー・メアズ・セール」において、Sorella Carina（牝2歳、父Ten Sovereigns、母Too Precious）を23万ギニーで落札しました。

通算成績は1戦0勝。今年4月のデビュー戦で7着に敗退。その後、球節の骨片の骨折が判明したため、早々と引退が決まったそうです。したがって競走成績は目立ちませんが、注目すべきは血統。というのも1歳上の半姉となるPorta Fortunaは現役屈指の名牝です。昨年は英GⅠ・チェヴァリーパークSを制覇。今年は英GⅠ・コロネーションS、英GⅠ・ファルマスS、愛GⅠ・メイトロンSを制し、欧州最優秀3歳牝馬に選ばれています。

それに加えて馬体が目を引きました。身のこなしも秀逸で、とりわけトモの動きは力強く、それでいて柔軟。もし無事なら姉に負けず劣らずの成績を残せたのでは…。大袈裟ではなく、そう思えるほどの逸材でした。競走馬としては不完全燃焼に終わりましたが、その分まで子供が頑張ってくれることでしょう。

産駒デビューは早ければ4年後の夏。その時を楽しみに待ちたいと思います。