12月15日の中京4R・2歳未勝利（芝1600m）において、生産馬のオンザムーブ号（牡2歳、父モーリス、母ハヴユーゴーンアウェイ）が勝利しました。

五分のスタートから気合を付けて番手を確保。結果的にこれが好判断でした。前半1000mが58秒7のハイペースも何のその、残り400mで先頭に立ちます。外からタイセイフィオーレ号が迫ってきましたが、持久力には自信あり。勝負根性も発揮し、しっかりとアタマ差凌いで、5戦目で待望の初勝利となりました。

母のハヴユーゴーンアウェイは米GI・バレリーナS（ダート7F）の勝ち馬。大きな期待を持って導入したものの、初仔を出産する際に産道と直腸がつながってしまう事故があったため、お産が難しい体質になりました。それでも馬自身の頑張り、さらにはスタッフのサポートがあって、繁殖生活を続けることができています。それだけに3番仔のオープンワンセルフに続き、4番仔の本馬も勝ち上がれたことは嬉しい限り。モーリス産駒らしく緩さが目立ち、まだまだ成長が期待できますから、偉大な母に一歩でも近付いてほしいと思います。

平田修様、矢作芳人調教師、西村淳也騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@le_courage0610様よりいただきました。