3月1日の中山7R・3歳1勝クラス（芝1800m）において、生産馬のブラックルビー号（牝3歳、父キズナ、母メジロスプレンダー）が勝利しました。

昨年7月以来の実戦にもかかわらず、1番人気に推されてのゲートインでした。行きたい馬を行かせて、手応え良く5番手を追走。コーナーをロスなく回り、4角で先行2頭の外に持ち出します。追われての反応はやや鈍かったものの、坂を上がってグイッとひと伸び。先に抜け出していたエナジーショット号を3/4馬身捕らえ、堂々と先頭でゴールを駆け抜けました。

メジロ牧場からレイクヴィラファームへの転換期を支えた名繁殖牝馬クライウィズジョイの孫です。叔父のサトノノブレスが重賞4勝馬なら、半兄のダノンスプレンダーは21年と22年のポルックスSを連覇。そして同じくTNレーシング様の所有馬であり、1歳上の全姉となるキットハナガサクは2勝クラスで活躍中です。妹は今回の馬体重の420kgが示すように、牝馬としても小柄な部類ですが、可能性は無限大。まずは姉が果たせなかったクラシック出走、そしていずれは一族初となるGIウイナーの座をつかみとってほしいと思います。

TNレーシング様、田中博康調教師、戸崎圭太騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@M89oumasan様よりいただきました。