3月9日の中山3R・3歳未勝利（ダート1800m）において、生産馬のエドワードバローズ号（牡3歳、父ナダル、母サンドラバローズ）が勝利しました。

2月の東京でのデビュー戦は既走馬相手に2着。そこから中2週で迎えた2戦目でした。道中は好位を見る位置から。促しながらの追走ではありましたが、勝負所で外から押し上げると、一瞬で前を射程圏に。残り200mで堂々と先頭に立ち、終わってみれば単勝1.4倍の圧倒的1番人気にふさわしい2馬身差の完勝でした。

本馬は猪熊広次オーナーからの預託生産馬となります。ディープインパクト産駒の母は現役時代にJRAで21戦0勝、2着2回、3着7回。未勝利戦が終わった後は500万クラスでも善戦しましたが、惜しくも勝利には手が届きませんでした。繁殖としても、これまでの産駒2頭はともにJRAで未勝利。実にもどかしい思いでしたが、本馬が待望の〝初勝利〟を届けてくれました。父が話題沸騰中のナダルなら、いとこは22年のレパードS覇者のカフジオクタゴンですから、トレンディーな砂の良血。今回がキャリア2戦目とあって伸び代も計り知れず、いずれは大舞台で戦ってくれることでしょう。

猪熊広次様、奥村武調教師、C.ルメール騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@ajcc_2200様よりいただきました。