3月16日の中山7R・4歳以上1勝クラス（ダート1200m）において、生産馬のバロン号（牝4歳、父ロードカナロア、母マイミスリリー）が勝利しました。

前夜からの雨が降り続き、重馬場で行われた一戦でした。道中は中団後ろを追走。勝負所でも手綱はガッチリと抑えたままです。迎えた直線、大外に持ち出されると一気に加速。一瞬で先行勢をかわします。そのままグングンと突き放し、終わってみれば2着に3馬身半差。これまでの足踏みが嘘のような圧勝でした。

父がトップサイアーのロードカナロア、母が米GII・ガゼルSの覇者という血統馬です。2歳夏に新潟芝1400mで初勝利。その後は悔しいレースが続きましたが、昨春から砂路線に転じ、着順が安定しました。前走でダートでは初となる2桁着順を喫したものの、ブリンカーの効果もあったのか、即巻き返し成功。ここで待望の2勝目となりました。末脚に磨きがかかってきた印象なので、おそらくは昇級不問。次走が楽しみでなりません。

藤田晋様、手塚貴久調教師、横山武史騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@daiyui1208様よりいただきました。