4月13日の中山4R・障害未勝利（2880m・直線ダート）において、生産馬のシホノスペランツァ号（牡6歳、父ブラックタイド、母メジロスプレンダー）が勝利しました。

道中は先行集団を見る位置で追走。3角で一気に差を詰めると、4角手前で早くも先頭へ。そこから後続を突き放し、単勝3.4倍の1番人気に応える9馬身差の圧勝でした。

洞爺の枠を超え、一族が枝葉を広げている名繁殖牝馬クライウィズジョイの孫です。叔父のサトノノブレスが重賞4勝馬なら、半兄のダノンスプレンダーは21年と22年のポルックスSの覇者。そして半妹で3歳のブラックルビーはデビュー2連勝を果たし、将来を嘱望される存在となっています。自身も3歳時に菊花賞で5着がある実績馬。惜しくも3勝クラスを勝ち上がることはできませんでしたが、今年からジャンパーに転向し、3戦目で嬉しい障害初勝利。平地時代も含めると23年4月の白鷺特別以来、約2年ぶりの4勝目を手にしました。障害馬としては若手の6歳。まずは無事に、その上で息長く走り、ビッグタイトルを目指してほしいと思います。

村瀬寛紀様、寺島良調教師、高田潤騎手、並びに関係者の皆様、誠におめでとうございました。

写真は、@isyutem様よりいただきました。