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【欧州セール遠征2024】
スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて⑦

2025.01.31 Column

タタソールズのセールから一夜明けて、この日はイギリスからフランスへの移動日です。フランスのセリ会社「アルカナ社」が用意してくれたプライベートジェットで約1時間半のフライト。自分に縁がないと思っていたVIP待遇に興奮してしまい、あっという間に時が過ぎました。揺れは少なく、景色は最高。素晴らしい思い出となりました。
フランスのセリ会社「アルカナ社」が用意してくれたプライベートジェット
フランスのセリ会社「アルカナ社」が用意してくれたプライベートジェット
フランスのセリ会社「アルカナ社」が用意してくれたプライベートジェット

現地到着後はドーヴィル市内を観光しました。ドーヴィルはパリから約200km、ノルマンディー地方の港町です。海岸沿いの高級避暑地で、夏には多くの人々がバカンスに訪れるとのこと。映画で見るようなヨットが大量に停泊していて、俳優になった気分を味わえました。
ドーヴィルの海沿いに停泊する多数のヨット
ーヴィル市内を散策する様子。石畳や歴史ある建物が並ぶ街並み

ホテルの外観は中世の城のよう。中に入ると大きなシャンデリアが迎えてくれます。そして競馬ファンに馴染み深いのはドーヴィル競馬場でしょう。98年にシーキングザパールモーリスドゲスト賞を制し、日本調教馬として海外GI初制覇を果たした舞台です。当時2歳の自分はもちろん記憶にありませんが…。
ホテル外観
ホテル内観

※ドーヴィル競馬場
ドーヴィル競馬場

2日目はセリの下見でした。ここでは個人的に目に留まった2頭を取り上げます。まずは昨年の仏オークス馬Sparkling Plentyキングマン産駒で、17年のオークス馬ソウルスターリングはいとこにあたります。コンパクトでいかにも瞬発力ありそうな馬。今回のセール最高額となる500万ユーロ(約8億円)で取引されたのも納得です。
Sparkling Plenty全身

続いてはExcellent Truthです。23年に仏G3・クロエ賞(芝2000m)を制し、昨年の仏G1・ロートシルト賞は1馬身差の2着でした。レース映像からエンジンの良さを感じましたし、実馬もトモがしっかり、かつ動きもしなやかで超抜。繁殖牝馬として非常に有望です。こちらは160万ユーロ(約2億5000万円)の値が付きました。
Excellent Truthの全身

最後にドーヴィルでの晩御飯を紹介します。1日目はオマール海老のパスタ、2日目はスズキのトリュフソースがメインでした。これぞ待ち望んでいたフランス料理。パスタは海老の殻や味噌も使っているのでしょう、濃厚な旨みが凄かったです。また、スズキのトリュフソース。贅沢にもその場でトリュフをかけてくれたので、素晴らしい香りをフルに堪能できました。
フランス料理のテーブルセッティング

※オマール海老のパスタ
オマール海老のパスタ

※スズキのトリュフソース
スズキのトリュフソース

次回は種牡馬見学の模様をお届けします。

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前回は【欧州セール遠征2024】スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて⑥をご覧ください。
次回は【欧州セール遠征2024】スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて⑧をご覧ください。