4日に米国で行われたファシグティプトン社の「ノベンバーセール」において、Neecie Marie（牝4歳、父Cross Traffic、母Lode Lady）を100万ドルで落札しました。

通算成績は15戦6勝。今年5月に米GⅢ・ビューゲイS（芝8.5F）で重賞初制覇。GⅠウイナーのWhitebeamをクビ差競り落とし、実に価値ある勝利でした。続く米GⅠ・ニューヨークS（芝9.5F）でも2着に健闘すると、9月の米GⅢ・ケンタッキーダウンズレディーズマラソンS（芝10.5F）で2つ目のタイトルを獲得。惜しくもGⅠには手が届きませんでしたが、米国の牝馬芝中距離路線を彩った1頭でした。

そして血統も一級品です。叔父のRich Strikeは22年のケンタッキーダービー馬。補欠からの滑り込み出走、かつ最低人気での戴冠で世界中の競馬ファンを驚かせました。さらに叔母のラナモンが白老ファームで繁殖牝馬となっており、産駒のバハルダールは今年の名鉄杯を制覇。したがって日本適性にも太鼓判を押せます。

最後に写真をご覧ください。顔つきに品があり、いかにも芝馬らしい綺麗なシルエットの持ち主。どんな種牡馬が合うのか、来春に向けて頭を悩ませたいと思います。