洞爺湖と羊蹄山を臨む
想い豊かな繁殖牧場

トップページ

新着情報 What’s New

【米国セール遠征2024】
スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて②

2024.11.20 Column

現地到着から一夜明けて、いよいよ馬と向き合う日々がスタートです。この日はファシグティプトン→キーンランドの順に下見。ちなみにファシグティプトン、キーンランドはともに会社の名前で、それぞれがセールを主催しています。

早朝からファシグティプトンに向かいます。海外では初めての運転だったので緊張しましたが、各レーンに信号機がついているのはありがたかったですね。おかげで無事に到着しました。

厩舎に上場馬がスタンバイしていますが、全ての馬を見る時間はありません。チェックするのは出国前のスタッフとのミーティングを経て、候補となった馬。実際に見て、「おっ、思ったよりいいぞ」と評価が上がる馬がいる一方、「あれ、意外にボリュームが…」という馬もいます。やはり実際に見ないと、馬は分かりませんね。写真の馬は候補の一部です。


ファシグティプトンで驚かされたのは、宣伝の手法です。厩舎の外壁に、各牧場の主力上場馬のコマーシャルが貼られているのです。ちなみに1枚目のクイーンピカソは昨年の米GⅢ・ソアリングソフトリーSの勝ち馬で、ジャスティファイ受胎で125万ドル、2枚目のチリフラッグは今年の米GI・ジャストアゲームSの覇者で、100万ドルの値が付きました。

こちらは楽天グループ…ではありません。よく似ていますが、米国を代表するオーナーブリーダー・ラムゼイファームのブースです。13年と18年に北米リーディングサイアーとなったキトゥンズジョイ、ドバイワールドC覇者のロージズインメイ、GI・5勝の名牝ステファニーズキトゥンなどのオーナーとして知られています。

続いてはキーンランドの下見です。ファシグティプトンと同じく、候補に挙げている馬をチェックします。日本のセリ会場に比べると、どことなく洗練されている感じがしますね。

朝早くから歩き回って、代表の岩崎も疲れを隠せません。ただ、主催者がサービスで提供してくれているキッチンカーのスープが想像以上の美味。おかげで1日を乗り切ることができました。


夜は現地のエージェントの招待で豪華ディナーへ。〝これぞ本場アメリカ!〟という感じのステーキで栄養を補給しました。次回はいよいよセール当日です!

ーーー
次回は【米国セール遠征2024】スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて③をご覧ください。
前回は【米国セール遠征2024】スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて①をご覧ください。