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【米国セール遠征2024】
スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて⑤
2024.11.28 Column
こんなことを言うと日本に居残りのスタッフに怒られるかもしれませんが、前日にお目当ての馬をゲットしたチーム・レイクにとって、残りの日々は遠足のようなものです。ホテルで優雅に朝食を取りながら、現地の日刊紙「サラブレッドデイリーニュース」を見ていると…。おっ!? 我々がNeecie Marieを購買したことが記事になっているではありませんか。もちろん英語なので何となくしか理解できませんが、翻訳アプリを使うと、ほぼほぼ解読することができました!
セリ会場に着くと、地元のバンドでしょうか、カントリーミュージックで雰囲気を盛り上げています。こういう試みは日本のセールでも参考にできるのでは? そして場内の時計では現地時間に加えてシドニー、ロンドン、ドバイ、そして東京の時間が表示されていました。さすがは世界中からバイヤーが集まってくるセールだけありますね。
キーンランドではファシグティプトンと違い、当歳と繁殖がごちゃまぜになって上場されます。日本では考えられない方法なので、違和感がありました。
この日はたっぷりと時間があるのでキーンランド競馬場の見学へ。実はキーンランドのセリ会場は、キーンランド競馬場に隣接しているのです。15年、20年、22年にはブリーダーズCの会場にもなりましたね。22年のブリーダーズCクラシック、フライトラインが大楽勝で有終の美を飾ったシーンを記憶している方も多いのではないでしょうか。
開催日ではないので、かなり静かでしたが、それがまた新鮮です。装鞍所とパドックをつなぐ馬道にそびえる白い大木は美しく、それでいて荘厳。競馬場の開場は1936年ということですが、おそらくはそれよりも昔からあったもの。競馬場の守り神のような存在なのかもしれませんね。
夜は現地の多くの関係者とディナーへ。海外のホースマンとは片言の英語とボディランゲージでコミュニケーション。伝わっているのかどうかは相当に怪しかったですが…。そしてここでもメニューを選ぶ際に翻訳アプリが大活躍。初めて食べたキャビアはよく分からない味でしたが、いい思い出にはなりました。
次回からは種牡馬見学の模様をお伝えします。
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次回は【米国セール遠征2024】スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて⑥をご覧ください。
前回は【米国セール遠征2024】スタッフが語る繁殖牝馬を追いかけて④をご覧ください。